2012年03月30日

「ぼくの大切なともだち」鑑賞

 2006年にフランスで公開されたコメディ映画「ぼくの大切なともだち」をDVDで鑑賞しました。

 主人公フランソワは古美術商の中年男性。顧客の葬式に出席した時、参列者が7人しかいなかったことを自分の誕生日パーティーで話すと、フランソワの葬式には誰も来ないと全員が断言。出席者はビジネスと割り切って来ていたのだ。自分に親友の一人くらいいると主張するフランソワは古美術商のビジネスパートナー、カトリーナと賭けをすることになる。親友と証明できる人を披露できなければフランソワがオークションで落札した古代ギリシャの壺を自分の物にする、という物であった。片っ端から知り合いに接触するフランソワだが、誰もビジネスと割り切った関係で友達と思っていなかった事が解ってしまう。

 どうにかして新たな友達を見つけないといけないが元々の性格の悪さから袋小路に入ってしまったフランソワ。そんな時人なつっこく誰にでも友達になれるタクシードライバー、ダニーと出会い彼からアドバイスを受けるのだが…というお話です。



 実は日本では08年に公開される物の小規模上映、DVDも5000本限定生産というあまり扱いが良くなかった作品だったのですが見てみると大傑作までは行かないけど秀作と呼べる作品でした。本当にいい拾い物をしたという感じです。とあるキャラクターの設定が最後に生きてくるという点も「上手いっ!」と思いました。知る人ぞ知る作品のままにするのは勿体ないのでなるべく沢山の人に見て欲しい。レンタルもしています!

  
Posted by 天野"kevin"達也 at 00:05Comments(0)映画