2014年03月18日
バンタムクラスステージ「Jack Moment」観劇
さて先日日曜日に劇団バンタムクラスステージさんの舞台「Jack Moment」を見に行ってきました。2011年に大阪を拠点にしていた時の作品の再演となります。
1960年代アメリカ・シカゴ。物語は時計屋のフロッグ(土屋兼久)の独白で語られる。会計士のジャック・モーメント(信國輝彦)は顔も見たことのない母親から200万ドルの価値がある株式を相続したことを知らされる。突然大金持ちになった事に浮かれるジャックだが、一転街を牛耳るイタリア系ギャングに拉致され相続した株式を譲るように脅迫される。しかし相続の条件として1年間の期間を置いてから貸金庫が開かれる事を聞かされたギャングは仕方なく解放。元警官で手先に成り下がったダニー(福地教光)を監視に付ける事にする。
送り返す最中にダニーはジャックからある計画を持ちかけられる。それは所属しているギャングを裏切ることになる事になるのだが、彼女が抱えた借金がある事情から乗ることになる。やがて潰れかけのボクシングジムの連中や元自動車泥棒、そして時計屋のフロッグを仲間に入れてその計画を実行するのだが…というお話でした。
いやー今回も面白かった!両方見ていない人に上手く伝えられるか不安だけど、大阪版が16:9の字幕付劇場映画だとすると、今回のは4:3のブラウン管テレビで見る吹替映画、という感じ。でもそれは決してダウングレードした訳ではなく、今使える役者さん、お客さんの求める物、劇場のサイズに合わせて別の面白さを引き出してきた。コメディ要素も加わった所にも好感。今回、役者さんに声優さんが多く参加したためなのか吹替映画(もしくは漫画・アニメ)ぽく過剰に演じる所があり、多分そこが気になる人がいたとは思うのですが、これはこれで僕は好きでした。
で、どちらのバージョンが好きか?と聞かれたらちょっと逃げもあるけど「どちらも好きです」としか言い様がない(苦笑)。確かに大阪版の方がハードボイルド的でサスペンスのドキドキ感は高かったと思うのですが、「映画的」と言われ続けてきたバンタムクラスステージがより演劇的になった東京版の良さも認めたい。人によるでしょうが見やすくなった面も良し。それより比較することよりも劇団が東京に移転して以前の良さだけに頼らず次のバージョンとして進化していていることが何より素晴らしい。
役者さん達で印象に残ったのは出番は少ない物の物語の土台として支えた「おじさん」達、ガラかつとしさん、上杉逸平さん、徳永健治さん、そして久しぶりの舞台となった声優の宝亀克寿(ほうきかつひさ)さんの四人を挙げたいです。
1960年代アメリカ・シカゴ。物語は時計屋のフロッグ(土屋兼久)の独白で語られる。会計士のジャック・モーメント(信國輝彦)は顔も見たことのない母親から200万ドルの価値がある株式を相続したことを知らされる。突然大金持ちになった事に浮かれるジャックだが、一転街を牛耳るイタリア系ギャングに拉致され相続した株式を譲るように脅迫される。しかし相続の条件として1年間の期間を置いてから貸金庫が開かれる事を聞かされたギャングは仕方なく解放。元警官で手先に成り下がったダニー(福地教光)を監視に付ける事にする。
送り返す最中にダニーはジャックからある計画を持ちかけられる。それは所属しているギャングを裏切ることになる事になるのだが、彼女が抱えた借金がある事情から乗ることになる。やがて潰れかけのボクシングジムの連中や元自動車泥棒、そして時計屋のフロッグを仲間に入れてその計画を実行するのだが…というお話でした。
いやー今回も面白かった!両方見ていない人に上手く伝えられるか不安だけど、大阪版が16:9の字幕付劇場映画だとすると、今回のは4:3のブラウン管テレビで見る吹替映画、という感じ。でもそれは決してダウングレードした訳ではなく、今使える役者さん、お客さんの求める物、劇場のサイズに合わせて別の面白さを引き出してきた。コメディ要素も加わった所にも好感。今回、役者さんに声優さんが多く参加したためなのか吹替映画(もしくは漫画・アニメ)ぽく過剰に演じる所があり、多分そこが気になる人がいたとは思うのですが、これはこれで僕は好きでした。
で、どちらのバージョンが好きか?と聞かれたらちょっと逃げもあるけど「どちらも好きです」としか言い様がない(苦笑)。確かに大阪版の方がハードボイルド的でサスペンスのドキドキ感は高かったと思うのですが、「映画的」と言われ続けてきたバンタムクラスステージがより演劇的になった東京版の良さも認めたい。人によるでしょうが見やすくなった面も良し。それより比較することよりも劇団が東京に移転して以前の良さだけに頼らず次のバージョンとして進化していていることが何より素晴らしい。
役者さん達で印象に残ったのは出番は少ない物の物語の土台として支えた「おじさん」達、ガラかつとしさん、上杉逸平さん、徳永健治さん、そして久しぶりの舞台となった声優の宝亀克寿(ほうきかつひさ)さんの四人を挙げたいです。
Posted by 天野"kevin"達也 at 00:30│Comments(0)
│演劇
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