2009年08月06日

サマーウォーズ見た!

 「時をかける少女」の細田守監督の新作「サマーウォーズ」を見てきました。

 舞台は2010年。高校生の主人公、健二は先輩の夏希の依頼で彼女の実家がある長野県上田に同行するバイトを頼まれる。実は彼女は武田家の家臣陣内(じんのうち)家の末裔(モデルは真田家)で、病気で倒れた90歳になる祖母を安心させるために偽のボーイフレンドとして健二を連れてきたのだ。政財界と縁があり、厳格な祖母だが何故か健二を受け入れる。

 この頃、セカンドライフ的なバーチャルコミュニティ「OZ」が普及していてゲーム、携帯電話、ビジネス、官公庁のサービスも取り込んだ巨大なシステムになっていた。この「OZ」が突然暴走し始めたため交通関係やライフラインに関するシステムがダウンする。この騒動に陣内家も無関係ではなくなり…。というお話です。

 面白かったし、よく出来た作品だったんですが、ちょっと話を大きくしすぎて「う〜ん。」という感じがしました。登場人物もテーマもとてもシンプルな「時をかける少女」と比べるとどうしても劣って見えてしまいます。ハッキング(クラッキング)や花札が重要なキーワードになるんですが、これらを知らない人はちょっとついていけない危険性があります。

 とはいえ旨くまとめていたので突っ込み所はあまりないんですけどね。でももう少しシンプルな話に出来たら良かったと思うんですけどねぇ。

 それと「時をかける少女」のタイムリープの画面と、「サマーウォーズ」の「OZ」がよく似ているんですが、このパターンを2回使うのはいいと思うんですけど、細田監督が次回作で3回目をやっていたら多分俺、「またか!」と怒っていると思います(笑)。  
Posted by 天野"kevin"達也 at 00:17Comments(0)映画