2010年09月30日
「悪人」観賞
深津絵里さんがモントリオール映画祭で最優秀女優賞を受賞した映画「悪人」を見てきました。
映画が始まる前は殺人事件の謎を解き明かすサスペンス・推理物だと思っていたんですが、殺人事件の謎は序盤にあっさり解明され、むしろ殺人事件をきっかけに動き出した登場人物たちの群像劇という感じの作品になっています。その気になればもっとエンタメ寄りの作品に出来たのでしょうが、あえて(?)物語を地味にし、役者達の芝居が大きく出るような作りにしている印象を持ちました。
いつもは僕の映画評ではあらすじを書くのですが、殺人事件の謎はあっさり解ける点も理由の一つですし、情報を先に出すことでせっかくの役者達の演技が失われてしまう可能性があるので今回はあえて書きません。
いい作品なんですが、上手くこの良さを伝えられないのがつらい(涙)。派手ではないし、最後に大きなオチがある訳でもありませんが、見終わった後、じっくり考える余韻がある作品なのです。
(以下ネタバレになるかもしれないので注意!)
「悪人」というタイトルは一見普通ぽいのですが、この作品では犯人=悪人とは限らない、事件の関係者、被害者側も「悪人」の、ダークサイド要素を持っている事を考えるとなかなか絶妙なネーミングなんですよねぇ。
映画が始まる前は殺人事件の謎を解き明かすサスペンス・推理物だと思っていたんですが、殺人事件の謎は序盤にあっさり解明され、むしろ殺人事件をきっかけに動き出した登場人物たちの群像劇という感じの作品になっています。その気になればもっとエンタメ寄りの作品に出来たのでしょうが、あえて(?)物語を地味にし、役者達の芝居が大きく出るような作りにしている印象を持ちました。
いつもは僕の映画評ではあらすじを書くのですが、殺人事件の謎はあっさり解ける点も理由の一つですし、情報を先に出すことでせっかくの役者達の演技が失われてしまう可能性があるので今回はあえて書きません。
いい作品なんですが、上手くこの良さを伝えられないのがつらい(涙)。派手ではないし、最後に大きなオチがある訳でもありませんが、見終わった後、じっくり考える余韻がある作品なのです。
(以下ネタバレになるかもしれないので注意!)
「悪人」というタイトルは一見普通ぽいのですが、この作品では犯人=悪人とは限らない、事件の関係者、被害者側も「悪人」の、ダークサイド要素を持っている事を考えるとなかなか絶妙なネーミングなんですよねぇ。
Posted by 天野"kevin"達也 at 00:36│Comments(0)
│映画
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