2011年10月17日

「エンディングノート」観賞

 「誰も知らない」「奇跡」の是枝祐和監督の元で助監督をしてきた砂田麻美監督による初監督ドキュメンタリー作品、「エンディングノート」を見てきました。
「エンディングノート」観賞

 砂田監督の父親、砂田知昭は07年に会社を退職。さてこれからという時に定期検診でガンが見つかる。既に手遅れの状態だった。知昭は自分の死を迎えるに当たり段取りを決める「エンディングノート」を決め、それを実行していくことになる…というお話です。

 こういう作品であるために当然泣きの作品なのですが、ただ泣かせるのではなく笑いも用意された優れた作品でした。またこのためにカメラを回していたのではなく、以前から監督がホームビデオの延長線上で家族を撮影していたために映像素材は豊富にあり、編集の上手さを合わさってきちんと映画となっているんです。素材が豊富にある事で観客からすれば見ず知らずのお父さんのキャラクターを引き上げることに成功していますし、そのおかげで余計に感情移入しやすくなっていると思うんです。

 それと実の父親が無くなった事をテーマにしながら冷静に映画に仕上げた砂田麻美監督に拍手ですね。似たようなテーマで似たような状況の「監督失格」という作品がありますが、ここでの悪戦苦闘ぶりを知っているからこそ「良く作り上げたなぁ。」と思うのです。

 この映画は神戸元町に昨年出来た「元町映画館」という小さな映画館なのですが、そこのポスターを見ると…。
「エンディングノート」観賞

「人喰猪、公民館襲撃す!」という韓国映画が!調べてみるとB級の楽しさ満載の雰囲気!楽しみ!

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Posted by 天野"kevin"達也 at 01:00│Comments(0)映画
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