2012年11月04日

レーシック受けてみました(手術後編)

 さて手術後にあった目の異物感は一晩寝ればほとんど無くなりました(おそらくこれは個人差あり)。そして翌日検診へ。検診は術後、何度か通うことになるのですが、基本は翌日・一週間後・一ヶ月後・三ヶ月後となると思います。これに手術の種類やクリニックによっては翌々日・三日後が加わってきます。結構頻繁ですので、手術を受ける日を決める時はその後の検診のスケジュールも考えてやった方がいいと思います。

 手術を受けた感想ですが「うん、見える。」というなんかクールな物でした(笑)。予想では「今まで見えなかった物が違った形で見えてくるのかな?」と思っていたのですが、メガネ越しに見えた風景と同じでした(そりゃそうだ)。大きな変化よりも眼精疲労やそこから来る肩こりが減ったとか、3D映画見るとき楽だとか、ジョギングするとき楽だとか、こういう小さな変化がたくさんある感じですね。

 「レーシックを受けるとドライアイになる」とよく言われますがこれは目の角膜の神経細胞(注:視神経ではないです。念のため)を手術の際に切れてしまい、それが回復するまでの間、どうしてもドライアイになってしまうそうです。ただ、これは当たり外れがあって僕の場合、利き目の左目はなんともなかったのですが、右目の方でそれが出ました。酷い場合は朝起きて数時間霞んだままの時も。これは時間が経てば元に戻りますし、目薬で症状は軽くはなるのですが、運悪く両目ともそうなった場合の事を考えると結構生活・仕事に差し支えるんじゃないかと想像してしまうのです。僕は二ヶ月ほどこの症状が続きましたが今は大丈夫です。ドライアイそのものは他に手術した方の話を聞くと半年も続いたそうなのでこれには長くつきあう覚悟をした方がいいと思います。

 手術後の殺菌、さらにドライアイ対策で目薬が追加されます。これが3種類!さらに一日四回も点眼することになります(結構手間)。

 翌日から普通にTV・映画・携帯電話を見ることは問題ない物の、パソコンからの光にはすぐに目が疲れてしまい、まいってしまいました。パソコンでこれなのでゲームをしたらもっとおかしくなっていたかもしれません(怖くて手術後しばらくゲームはやりませんでした)。ゲームはまぁ我慢すればいいですが、パソコンは仕事で必須の物となっています。特にこれの前で長時間向かい合う仕事をしている人がレーシックを受ける場合、連休に合わせるか、数日休みをとった方がいいんじゃないかな、と思います。ちなみに僕はパソコンからの光がしんどかったのは1〜2週間続きました。

 それと目が内出血を起こしひどい充血になるためちょっと見た目が悪い状態が続きます(目の充血に気がつく人は少ないでしょうが)。これは手術の際に目を固定するために掃除機のように吸引するのですがそれの影響らしいです(これは確認していないので間違っているかもしれませんが)。

 それと手術を受けたことで遠くは見えやすくなるけど、近くを見るのにワンテンポ遅れる状態になります。目のピント調節機能が前のままなので起きる現象なんだそうです。これも体が慣れる事で問題無くなるのですが、遠視状態が直らず、それによって目が疲れてしまう症状を抱えてしまった方がいわゆる「レーシック難民」の中にいるようです。これは過度に矯正した結果らしく再手術で改善される可能性もあるそうなのですが…。

 いくつかレーシックをしているクリニックのHPをいくつか見てみましたが、メリットを前に出すあまりにデメリット(危険性・リスク)が控えめになっているのが多く、その点が非常に気になりました。確率的に発生するのはかなり低いとはいえこういった説明もきちんするべきじゃないでしょうか。その中でも錦糸眼科さんのHPではきちんとデメリットを図・写真を用いて解説しているのが好感を持てました(僕がお願いしたクリニックではありません。念のため)。

http://www.kinshi.or.jp/problem/kakyousei.html

また錦糸眼科さんの院長、矢作徹さんがブログでレーシック、及び業界における問題点を率直に語っています。手術を考えている人は一読した方がいいと思います(やや専門的な話になるので手術を受けないとよく解らない所もあると思いますが)。
レーシック難民の再手術
http://yahagitoru.blogspot.jp/2011/09/blog-post_10.html
レーシック難民、その後
http://yahagitoru.blogspot.jp/2012/01/blog-post_21.html
レーシック難民の再手術?
http://yahagitoru.blogspot.jp/2012/05/blog-post_9541.html
レーシック難民が生れる理由
http://yahagitoru.blogspot.jp/2012/01/blog-post_24.html
レーシックを受けてドライアイになったら
http://yahagitoru.blogspot.jp/2012/04/blog-post_9621.html

SBC新宿近視クリニックさんでは寄せられた質問を公開しています。こちらも読むことをオススメします(ここも僕が受けたクリニックではありません)。
http://www.sbc-lasik.jp/qanda/search.html

 世間的に「怖い」イメージが強いレーシック手術も受けてみると意外とそうでもない、敷居の高い物ではないな、と思いました。手術を受けたことを人に話すと今は行われていないRKやPRK(放射線状にメスを入れる手術)でやると思っている人が意外と多いことに驚きました。もっと気軽に…と言いたい所ですが、同時に起きる可能性は限りなく低いのですが危険性も同時にしっかり考えるべきですね。事前の診断段階ではどこのクリニックも無料でやっているはずなので、解らない点があれば納得出来るまで遠慮せずに先生にとことん質問するべきだと思います。それと事前に仕組みや体験談を勉強すべきです。賢い患者であることで危険性を限りなくゼロに近づける事が出来るはずですから。

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Posted by 天野"kevin"達也 at 09:18│Comments(0)その他
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