2010年12月09日

若き日のジョン・レノンを描いた「ノーウェアボーイ」

 ビートルズの前身、クオリーメンが結成される前のジョン・レノンを描いた「ノーウェアボーイ」を見てきました。

 叔母夫妻に育てられたジョン・レノンは生みの母が実は近所に住んでいたことを知り訪れてみる。会ってみるととても優しく自由な人であった。学校では浮いた存在で、叔母は厳しかったために逃げ場所のように母の元を訪れていたジョン。やがてプレスリーなどのロックンロールとの出会い、母からバンジョーの手ほどきを受けたことからクオリーメンというバンドを結成する。ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスンが加入しバンドは成長していく一方、ジョンは自分の出生の秘密、そして何故叔母夫妻に育てられたかを知り、苦悩する…というお話です。

 1時間40分という短い作品なので展開も早く見やすい作品でした。内容も面白かったのですが、監督が今までアート系の作品しか撮った事が無く、商業長編作品は始めてということで「慣れていないな。」という印象はありました。

 ちょうど報道ステーションでジョンの没後30年という事で特集を組んでいたのですが、当時の友達によると実母ジュリアとジョンの関係は「兄弟のようだった。」と証言していたのですが、この映画ではほとんど恋人関係のよう。見ながら「オイオイオイ。」と突っ込んでしまいました(苦笑)。後にオノ・ヨーコさんに求めた物を考えると決して間違った演出ではないと思うのですが…。

 この映画にはストーリー以外に二つ注目点がありまして、一つは傑作「ラブ・アクチュアリー」で確か空港だったかな?女の子に告白した少年がいたのですが、その少年、トーマス・ブローディ・サングスターが大きくなってポール・マッカートニーを演じています(!)。「ラブ・アクチュアリー」が2003年作品だからそりゃ大きくもなるよなぁ。

 二つ目は実はこの作品は女性のサム・テイラー・ウッド監督が撮っているのですが、なんとジョン・レノン役のアーロン・ジョンソンと結婚したこと。その年の差、23歳!アーロン君そこまでジョン・レノンになりきりますか(笑)!既に第一子を授かっているそうです。

 一日遅れですがジョン・レノンに合掌。

若き日のジョン・レノンを描いた「ノーウェアボーイ」

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Posted by 天野"kevin"達也 at 01:07│Comments(0)映画
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