2011年07月04日

「あぜ道のダンディ」観賞

 「川の底からこんにちは」の石井裕也監督最新作「あぜ道のダンディ」を見てきました。

「あぜ道のダンディ」観賞

 主人公宮田淳一(光石研)は妻に先立たれて長男、長女を男一人で育ててきた。しかし二人ともお年頃ということで父親との距離が微妙になりつつあった。宮田は中学時代からの友人真田(田口トモロヲ)と呑むことくらいしか楽しみがなかった。そんな中宮田は腹部に異常を感じる。症状から妻が亡くなった原因の胃ガンとよく似ていたために自分も胃ガンだと思い、残された時間を子供達と有意義に過ごしたいと思うのだが、不器用な性格から上手く事を進めることが出来ない…というお話です。

 面白かったんですが…前作「川の底からこんにちは」と同じような展開を期待してしまったために予想していた以上に笑わせてくれなかった不満がありました。「あれはあれ、これはこれ」と割り切るべきなんでしょうけどどうしても比べてしまいます。例えれば「川の底〜」がバリバリに尖っているハードロックなら、「あぜ道〜」は普通のロックという感じでしょうか(出ている俳優さんのアクが強いのも「川の底から〜」)。とはいえ比較しての感想なので時間を置いてまた見直すとまた違って見えるような気がするんですが。

 それと主人公オジサン達が本当に50歳という感じがしなかったのも「?」だったです。これはおそらく中学時代から男はそんなに変化しない事を言いたかったのもあるんでしょうけど。個人的には石井監督が50歳に近くなって、オジサンの悲哀を理解した上でもう一度撮影して欲しいです。映画のアイデアは良かっただけに。

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Posted by 天野"kevin"達也 at 18:20│Comments(0)映画
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